1-11. 鈴木さんが会社を辞めてMBA をめざすことにした理由
田中: |
で、ちなみに…鈴木さんは転職は実際…されてはないんですよね? |
鈴木: |
うん、されてはない。 |
山下: |
ハハハハ |
田中: |
転職についてはどう思いますか? |
鈴木: |
転職? |
田中: |
でもMBA を取得するっていうのは一つのまぁ…転職ですよね?… |
鈴木: |
転職かなぁ? |
田中: |
ええ。 |
鈴木: |
MBA 。僕、今、会社辞めているので、転職しないとお金もらえないから。 |
田中: |
それで、何でMBA を取得しようと思われたんです? |
鈴木: |
これはねぇ…話すと長くなるけど… |
田中: |
あの…簡単に… |
鈴木: |
短くすると、会社の中で、こう自分が成長するスピードと、えぇー…、個人的に僕がこうありたいって思っているスピードがギャップが出てきたからというのが一番大きくて、多分入社して3 年とか、5 年とかって、自分が考えているよりも早いスピードで自分って、人間って成長するのよ。それってまぁ会社にもよると思うけど、色んなこと吸収して、学生から社会人になるってすごい変化なので、色んな刺激を受けたりして、思いっきりすごいスピードで成長していく…。で、例えばね、先輩の、先輩と僕の仕事ができる…まぁレベルと言ったら変だけれど、新人の時って、めちゃくちゃレベルが差があるけれども、5 年目に入ってくるとほとんど差がなくなってくるのね。で、大体みんな同じようなレベルになってきて、中…堅社員って言われている人達って、ほとんどまぁ、そんな差がない。新人とはすごく差があるけれども、まあまあみんな仕事ができて、まあまあみんなだいたい同じところにいて…。こっから先って、大体これが30 前後ぐらいだとして、30 から、じゃあ50 までっていうタイムスパンを考える時って、日本の会社って、ここの社員をどう育てるかっていうのをあまり考えていない…ケースが多いじゃない。そのまま、もともと日本って年功序列とか、まあ今年功序列じゃないっていっても、年功序列をベースにしているので、こっから30 から50 までって、まぁほとんど、まぁ歳と共にまぁ経験積んでいってねっていう…その中で少し飛び抜けた人はその次に上げてあげるよっていうのがほとんどの会社なので…。これって…面白くないなって思ったのが、MBA へ来た理由かな。で、MBA を取ると、この30 から50 ところを自分でコントロールできて、50 …日本で50 で評価されるところを40 で評価してくださいねって言えるようになれるかもしれない…っていうのが一番大きい理由かな…。このままいても…その…何ていうかなー、成長の傾き?って、で、多分1 年目とか2 年目に比べるとどんどん下がって行っちゃうだろうな。1 年目とかってすごい傾きで上がっていくから。でも30 ぐらいになると、もうほんとに惰性に近くなってくる。逆に下がり始める人もいるからね… |
田中: |
あー、そうですか。 |
鈴木: |
っていうのが一番大きい。 |
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