1-12. 転職のポイント

田中:

私は何回か転職経験してますけど、あのー1 回目の転職は、何もスキルが、まぁ2 年しかあの社会経験がないので、なくても、自分のやる気次第である程度カバーできるんですけど、その後、やっぱり20 代後半、それからまぁ30 代前半でやるとしたら、何を自分がすぐにできるのかっていうことがすごく問われるんですね。で、日本はあのー…もともと転職に関してそんなに前向きには捉えないじゃないですか。ていうのは、コロコロ職を変えている=飽きっぽいって風に、また自分…その会社も辞めてしまうんじゃないか…っていうのがあるのでやっぱり、そのー…一貫したスキルをある程度持ちつつ、スキルアップのためにしないと…

鈴木:

そうそう。

田中:

厳しいなっていうのは感じました。私はだから、そういう意味で考えると業界がちょっと変わってはいるものの、まぁ何で、あのー採用してもらえたかっていうと、ある程度使えるスキルを自分なりに身に付けていたというのがあったからだと思うんですね。でも…また、例えばこれから先、私が日本に戻って転職するとなるとハードルがもっと高くなるはずなんです。そういう意味でも…

鈴木:

難しいね。転職する時に多分考えないといけないのが、自分が人に負けない技術とか力とか…

田中:

独自性ってものが…

山下:

そうですねぇ、まぁ、それは普段の一般の新卒採用でも一緒だと思うんですけども…

田中:

より強く…

山下:

より強くですね。

鈴木:

多くの場合はね、転職の時って、おそらく3 …日本では35 ぐらいまでは、この…何ができるの?どういう成果を出してくれるの?っていうこっちのポーションよりも、君はこういう風になれるかもしれないよねっていうポテンシャルをすごく見てくれるので、後はそのコミュニケーションスキルだったり、あのーそのポータブルの方? 例えば、医者の人って転職する時に、じゃあ弁護士になりますって、医者のスキルって持っていけないじゃん。

山下:

そうですね。

鈴木:

で、こっちって医者だから使えるんだよ。けど医者の人っていうのは、患者さんとコミュニケーションがすごく上手だったり、人のことを考えたり、チームをまとめられるような人だったりしたら、この力っていうのは、他の弁護士になっても使えるよね?

田中:

うん、使える。

鈴木:

こっちの方を35 ぐらいまでは評価してくれる。でも35 過ぎると、こっちってもういいから、君はいくら稼いでねって、こっちの力からになっちゃう。

田中:

確かに、そうですね。

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