1-13. 鈴木さんからの助言

田中:

そしたら、ちょっと時間も押しているので、最後に、これから就職を考える学生への助言を…鈴木さんから頂けますか?

鈴木:

うん…。就職って、学生からはだいぶ違う世界に行くことになるのでー…、一つは楽しむってことと、もう一つは、自分…の、こう…日本語で言うと変なのかもしれないけど、懐を広げるというか…。とりあえず、何でも受けいれる、受け入れてみるべきなのかなっていうのは、僕は助言としてはすごく言うし、それは1 年目に僕が上司からすごく言われたことで、君の見てきた世界ってまだ本当にちっちゃいよねって、で、社会ってもっとすごく大きい仕組みの中で動いていて、この君が見てきた価値観の中だけで評価しても、それって受け入れられないかもしれないよ。だからもう少し、例えば1 年とか2 年でその自分の価値観が正しいどうかっていうのを判断するんじゃなくて、もう少し長い目で見て、別にあのー…長く働けっていう訳ではなくて、3 年ぐらい同じ会社にいないと見えない部分もあると思うし…

田中:

昔から、3 年って言いますよね。

鈴木:

うん。日本だと石の上にも3 年。3 年いて、そこから評価しても、僕は遅くないかなと…特に日本だと思いますね。その転職がそんなに盛んでもないし、3 年以内に転職して成功する例って、日本だと本当にまだ少ないと思うし、あの3 年で、3 年以内に転職したとしても結局同じような仕事しかできないと思う。僕は思うので、3 年間ひたすら勉強して、あのー、上司から納得できないようなことを言われたとしても何で彼はそう言うんだろうっていうのを考えた方が絶対成長できると思うし、それに辞めるのは簡単なので、勉強してもらいたいと思いますね。

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