1-9. 残業について

田中:

ちなみに、私ーの仕事はすごく残業が多い職場だったんですよ。で、初めの教育業界も、あのー残業って私今まで命令されてすることっていうのなかったんですけども、やっぱり仕事が終わらないから、どうしても終電までやらざるを得ない。で、もちろん自分で好きでやっていることなので苦には感じないんですけど、やっぱり有給を取得する前に、代休が溜まっていってしまったりっていう…そういう、けっこう状況で、ただ当時は若かったので、1 か月に2 回しか休みがなくても、何とかなったんですけど。でも逆にま、旅行業界に入った時は、やっぱり残業は多かったんですけどね、あのー一応会社がしっかりしている部分があって、あのー休みはちゃんと取れっていうようなメリハリがあったので、あのー…まぁ、必ずいつか休みは取らなければいけないという形で消化できていたし、あのー繁忙期ではない時に1 週間とか長いお休みをもらえてはいたので、それはすごくまぁ、あと良かったなっていう。

鈴木:

残業って概念自体、ほんとはおかしいと思うんですけどね。

田中:

そうですね…。

鈴木:

アメリカって残業って概念ある?

田中:

ざん…分かんないです。ただ…、分からないです、アメリカ…

鈴木:

例えば年俸制で採用されたら、この年俸でここまで成果を出してくださいねっていう契約になっている訳でしょ? そこでその人が何時間働いたかって別に関係なくて、死ぬほど働かせるんだったら、それはおかしいけれども、その…結局、生産性の問題なので、僕は10 時間かかるけど、他の人は5 時間でできるかもしれない…

田中:

まぁ確かにそう考えると変なんですよねー。

鈴木:

そしたら、僕に払っている給料っていうのは、その成果を出すためのもので、君がそこに5 時間使おうと10 時間使おうと関係ないよって話。

山下:

うん。

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