2-2. 日本人留学生の日本での就職活動 ― 就職活動中の学生の成長

小林:

で、業種について話を、何をしてって話をすると、よく出てくるのが「外資系」。

早水:

あぁ、やはり…。そうですよね、語学を修得しているので、使いたいって想いが…

小林:

ありますね。で、あとはマスコミ系。

早水:

マスコミ! ?

小林:

えぇ。あのー、広告代理店とか…、そして、まぁ商社。で、あとなんか、けっこう女性に多いんですけども、あのー、エアライン関係っていうのはよく出てきますね。でもそういうのはよく出てくるのは就職活動の初期の子達で、あのー、就職活動がある程度進んで、まあ自分のやりたいことが何かとか、実際のその業界でどんな職種があるのかとか、どんなことをするのかとか分かってきた学生というのは、もっと分散して、あのー、現実的なことを言い始めますね。

早水:

そうなると、前に挙げられているのは、どちらかというと、若干憧れで選ばれるまぁ学生さんが多いということですか?

小林:

そうですねー。

早水:

それは日本にいる学生とあまり変わらないですね。

小林:

初期は。で、日本の学生は初期からどんどん成長はしていくんですけど、留学生の場合はけっこう成長しなくて就職活動を終えてしまう学生とかいるんですね。だから、その理想と現実とのギャップが埋まらないまま、就職をしてしまう学生が非常に多いので、まぁそれは問題ではありますよね。

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