2-5. 日本人留学生がアメリカに残って就職する場合: 就職率

早水:

ちなみにあのー、女性が少し割合としては多いっておっしゃっていたんですけども、ごめんなさい、えーとその日本に帰国して就職をする学生と、アメリカに残って就職をしたいという学生は、学生…留学生全体の割合からするとどちらが多いですか?あまり変わらないですか?

小林:

えーと、希望ですか?

早水:

希望です。まず希望です。

小林:

希望ベースでいくと、えーと、私、セミナーをやって、例えば 30 人、 40 人ぐらいいて、アメリカに残って働きたいと思っている人っていうと、まぁ来てくれる子たちがシニア、ジュニアレベルなので、 3 分の 1 ぐらいですかね。うーん。

早水:

で、実際に就職できるのは、もっと少ないってことですよね?

小林:

えっと、私の私見、あの見解では、 3 、 4 %ぐらいですか…。

早水:

3 、 4 %…厳しい… !!

小林:

厳しいですよ。あのー、アメリカ企業にとって、日本人を雇う理由っていうのは、もうほとんどないですからね。

早水:

となると、やっぱりあのー、専門的なスキルを持っていない学生さん、特にまぁあのー、日本だったら、女性の場合、いわゆる事務職というのがすごい多いかと思うんですが、そういうような職種で就職するというのはほとんど不可能ってことですか?

小林:

不可能ですね。

早水:

そうですよね。

小林:

ええ。

早水:

なるほど。

小林:

やはり、あのー、事務系だったら、まず言葉があのー、ネイティブスピーカー並みに喋れて、初めて同じスタートに立てるので、そこがもう難しいですよね。

早水:

となると、その会計…、その専門的なスキル、そのエンジニアとか会計とかっていうスキルということから見ると、男性の方が多いですか?

小林:

そうですね、エンジニアリングについては、男性のほうが多いですね。会計って 今まで 、何人かお会いしたことはありますけども。どうしても西海岸なので、ちょっと限られるんです。金融系であれば、ニューヨークの方であのー、女の子で、けっこうあのー、銀行、証券系に行った子もいますね。はい。

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