2-8. 留学生がすべき準備: 就職活動前にすべきこと
早水: |
あとー、そうしましたら、最後のトピックになるんですけれども、えー、ま、留学生の方が学生の間にすべき準備についてアドバイスをいただきたいんですけども… |
小林: |
ええ。 |
早水: |
まず日本に帰国して就職する場合とアメリカにそのまま残って就職する場合とでは、あの共通点・相違点、それぞれあると思うんですが、そのところいかがですか? |
小林: |
えっとですねー。あのー、ま、どっちも、ま、アメリカ、まず新卒採用の仕方って、すごくアメリカと日本で違って、アメリカだとメジャーってすごく大切ですよね。ま、あの日本でもま、エンジニアリングの方は、ま、ちょっと別ですけど。でも日本の場合って、専攻ってあまり重視はしないんですよね。 |
早水: |
そうですね。 |
小林: |
ええ。 |
早水: |
業界によっては… |
小林: |
そうですよね。なので、このーものすごくその辺が違ってくるっていうのはあるんですけど。まず、日本の就職について言うと、あのー、やっぱり留学生って企業からしてみれば、特別な存在にはなりますよね。でー、企業の担当者がやっぱり聞きたいのは、留学して何を得たかっていうところを知りたいんですよね。 |
早水: |
ええ。 |
小林: |
で、いつも私が学生に言うんですけれども、その何で留学をしたかっていうのはもうどうでもいいと、誰でも、…その映画界に憧れて来た子もいるし、あのー、アメリカに住みたいっていう理由で来た子もいる、それは、どうでもいいと。ただ、来てからが問題で、帰る時に、自分はこれを身につけたと。だから、これがしたいんだという所をクリアにしていかないと、その日本の企業からしたら、何して来たんですか?…で、すごく厳しいことを言うと、日本の企業からしたら、ま、さっき言ったように、 10 %は入れたいけれど、全部を留学生にはやっぱりしたくないんですよね。日本企業ってまだまだ、その何だかんだ言って閉鎖的…なので、だからその何をして来たんだ、自分がこうどうして日本企業に入る価値があるんだというところを持っていかないとダメですよってことは言いますね。なので思うんですけど、あのー、ま、すごく就職活動しなきゃ、しなきゃって焦る子っているんですけども、日本にいる友達があのー、もうなんか説明会に行っている、 OG 訪問行っていると、で、焦って、うーん、それで何をしているかっていうと、別に焦るだけ焦って何もしていない、なので、やはり計画は立てないといけないと思うんですね。やはり 1 、 2 年の頃ってもう就職を考えなくていいので、一生懸命慣れればいいと思うんですよ、留学に。アメリカをどんどんどんどん吸収していけばいいと思うんですよね。で、 3 年生のまぁぐらいになった時に、まぁ自分は何をしたいだとか、その、ま、あとはそのー、何をしたいのかって漠然とアメリカにいて考えていても分からないので、学生さんに言うのは、そのーニュースを読みなさいと、日本の。でー、アメリカにいたから、日本の経済について、社会について、政治について何も知りませんっていうのは通用しませんと。だから 1 週間に 1 ぺんでもいいので、日本の例えば日経新聞とかのオンラインを見てくださいと。でもそのニュースとか読んでいくうちに、自分の興味のあるものってやっぱり何となく分かってくると思うので。で、分かったら、それをまた突き詰めていくとか、そのー…やっぱり情報がないと自分の考えって出てこないと思うので、ま、どんどんどんどんそういったことは 3 年生ぐらいになったらやってくださいと。で、えー、あのー、計画はすごく大事で、ま、卒業してからやればいいやと思って帰りましたっていったら、もう自分の希望する業界、例えば、早水さんが先ほどおっしゃったようにマスコミとかメディア系っていうのは、すごく早いんですよね。行ったら、終わってたと…。 |
早水: |
そうですね。 |
小林: |
っていうのがあるので、やりたいところは全部調べて、でーそのためにはまぁ帰国もするぐらいな覚悟じゃないと、やっぱり日本の大学生と一緒には、ま、就職が戦いとは言いたくないんですけど、競争とは言いたくないんですけど、なりませんよってことは言っていますね。 で、あとー、そのーですから情報を入れていくことと、準備をすごくしておくこと。 |
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